第17話 かすかな光が我を導く

2020年11月15日
神経性頻尿/心因性頻尿 0
第17話 かすかな光が我を導く・・・


高校入学から1ヶ月くらいが過ぎました。
新品の革靴が足に馴染んできたのと同時に新しい生活へも要領をつかめてきました。
しかしながら「頻尿」に関しては相変わらず要領はつかめませんでした。

休み時間になるとトイレに行き
50分の授業をなんとかやり過ごし
休み時間になるとトイレに行き
50分の授業をなんとかやり過ごし・・・

時には授業中にどうしてもがまんできなくて、
「先生、体調が悪いんで保健室へいっていいですか」と言い放ち早足で教室を抜けだしトイレに駆け込む・・・

そんなことの繰り返しでした。

休み時間になるとトイレに行き
50分の授業をなんとかやり過ごし
休み時間になるとトイレに行き
50分の授業をなんとかやり過ごし
休み時間になるとトイレに行き
休み時間になるとトイレに行き?
休み時間になるとトイレに行き??
あれ?
あれ??
あれあれ???

トイレでよく出会う奴がいる?
あれ、気のせいだよな?
休み時間になるとトイレに行き⇒会う
休み時間になるとトイレに行き⇒会う
休み時間になるとトイレに行き⇒会う

いや、気のせいではない!

「なぁ、よくトイレで会うよな・・・」

思わず声をかけてしまいました。
今まで全然しゃべったことがない同じクラスの男。

私は極力、頻繁にトイレに行っていることを
周囲にバレないようにしていたので
出すものは出して、収納するものは収納して
ダッシュで教室に戻っていたため
その男の存在にはまったく気づいていませんでした。

「あぁ、俺、トイレ近いんだ・・・」

なんということでしょう!

コンビニ、近いんだ
TSUTAYA、近いんだ
駅、近いんだ
図書館、近いんだ

どの「近いんだ」よりも共有できる「近いんだ」でした。

それからというもの
「どれだけ近いか」
「どれだけ困難を乗り越えてきたか」
について、まるで自慢をしあうように話をしました。
奴も中学校のときから「頻尿」に悩まされていたのでした。
こんなことが共有されるとは夢にも思いませんでした。
私は太平洋の真ん中で遭難した救命ボートから
大型タンカーを見つけたような気分でした。

ただ、よくよく考えてみたら
奴は大型タンカーではなくて太平洋の真ん中で救命ボートに乗っている同じ境遇の人間でした。

そう、仲間を見つけただけに過ぎないのでした。
そう、助かったわけではありません。

しかし、仲間は私を勇気づけるものでした。
それは、克服への手がかり、足がかりになるものでした。
私の気持ちは少しだけ前に進む勇気を手にいれたのです。
そこから我々は少しずつ克服の歩みを進めて行くのです。

終わり。

※追記
最後まで読んで頂いてありがとございます。
中学校3年から高校1年までの話です。
以前、はてなブログに掲載した内容を一部修正して再アップしたものです。
心因性頻尿に関しては、大人になってなんとかコントロールできるようになりましたが
大学入試、就職、友人関係、恋愛、あらゆることに消極的になり人生に大きな損失を与えました。

私は病院にいくのが恥ずかしいと思って1回しかいかなかったのですが
病院に通い続けたら、もっと早くに克服できていたのかもしれません。

自分は精神的に弱いんだ、なんて情けないんだ、と思い詰めて、どんどんマイナス思考になっていました。
病院にいって、治らなかったらどうしよう・・・
薬が効かなかったらどうしよう・・・
そんな負のスパイラルから抜け出すことがなかなかできませんでした。

私は幸い同じ境遇の友人に出会えました。
気持ちは少し楽になりましたが、症状が軽くなったかと言えばそんなことはまったくありませんでした。
人それぞれに症状が違い、環境が違います。

私は自分の経験しかお伝えすることしかできません。

心因性頻尿に対して、これは効果があった・・・というものはありませんでした。
少しずつ改善にむかった要因については以下が考えられます。

①大学に進学し、中学・高校のように強制的に拘束される機会がすくなくなった。
大学の授業は一コマ90分とか長かったのでそれはそれで試練でした。私の場合、午後は症状が出にくかったので症状の午後の授業を履修し、その内出席しなく良い授業などは出席しなくなりました。
ようするに頻尿を気にする機会が中高生より少なくなったこと。

②別の心配が増えていった。
例えば、頭が痛いなと思って歩いている時に転倒して、腕を骨折した場合、骨折の痛みが強いので頭痛のことは忘れてしまうということと同じです。
就職する時は頻尿なので、じっと座ってデスクワークは無理と思い、販売職に就職しました。
立ちっ放しの仕事で忙しかったので、会議や社員旅行の時以外は頻尿のことが考える余裕がありませんでした。
また、自分の仕事の課題や能力の乖離、人間関係など別のヘビーな悩みが頻尿を考える時間を奪っていきます。
会議などは「長い会議でがまんできるかな」と最初は思っているのですがその内「会議の発言内容をどうしよう」「プレゼンうまくいくかな」という別の心配が出てきます。
そうすると「2時間の会議だったけど、頻尿のこと考えなかったな」と思う機会が増えていきます。
そういう成功体験が徐々に気持ちを軽くしていきました。

時間はかかりますが、頻尿について考えられない機会が増えていくことによって改善へ近づいていったと思っています。
人生の中で頻尿から別の悩みや心配事にフェーズが代わっただけで、悩みや心配事はつきないですね。
心配性というか、考えすぎるところは治らないです。もう性格なんでしょうがないですね。

頻尿で悩んでいる方へ
今は苦しいかもしれませんが、消極的にならずに、考えすぎずに、少しずつ進んでください。
自分のペースで!チャオ!
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あんのじょう
この記事を書いた人: あんのじょう
もう正社員で働くことが馬鹿らしくなり、契約社員をしながら、ブログを起ち上げアドセンス、アフィリエイトを開始。好調に収益を伸ばし、契約社員はやめずに個人事業主となる。法人化を計画していた2017年3月、「Googleフレッドアップデート」で収益が半減。3年かけて再浮上の兆しが見えてきたと思ったら、コロナウイルスの影響で再び収益が半減。心折れそうにながらも再復活を目指す!
Googleアドセンス・アフィリエイト・転職・神経性頻尿・オカヤドカリ・Beatlesを中心に書いていきます。

 

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